3月の日々


「燕、言うことあるだろ⁇」

翔平の声で、俺は動いた。

「未来、ちょっと いいか⁇」

俺は未来の前に片膝をついて、しゃがんだ⁇跪いた⁇

「未来……今まで 色々と振り回してきて悪かった。

しばらく距離 置いて、分かった。

……俺は未来がいなければ 生きていけない、そう思った。

俺がワガママなのは分かっている、今まで何回も傷つけてきたことも分かってる……それでも、俺は 未来のことが好きだ……愛してる。」

俺は未来の目をしっかりと見つめ直した。

「俺で良ければ……結婚してください。」

ポケットから、婚約指輪を取り出して 箱を開け 未来の前に差し出した。

キョトン、とした顔の未来。

「私で良ければ……、って私で合ってるの⁇」

「いや、未来しかいねーよ。」

「指輪つけて⁇」

首を少し傾げて、可愛く おねだりする未来。
可愛すぎるだろ。

俺は、ハハッーと笑い 未来の左手薬指に婚約指輪を通した。

その瞬間、周りの人たちが皆 "おめでとう‼︎" とか、って祝ってくれた。

凄く、嬉しくて 思わず涙目になった。
生まれて初めて流した 嬉し涙だった。