「……事故に遭った日、俺 誕生日で 友達に祝ってもらって嬉しくて、まぁ、その他 諸々嬉しくて 酒で少し酔ってたから 帰り道に跳ねられた。」
「……誕生日に⁇」
「そう、誕生日に。」
「ドンマイ、としか言えない。」
「……だよな。
俺もそういう話聞いたら、それしか出てこないと思う。」
「それからは⁇何かあった⁇」
「3ヶ月間、意識なくて 廃人間になってた。」
俺が言った直後に笑いが起きた。
「廃人間、って。」
「いや、これ以外と真面目にさ……左半身 ダメになって だから、1人で車椅子に乗ったりすらできないし リハビリとか謎にしんどいし、ベッドの上に引きこもったこと何回かあった。」
「そもそも、ベッドの上って引きこもれる⁇」
「んー、強制送還されたりした……かな⁇」
「「「強制送還。」」」
その単語に皆が反応する。
「いや、拒否ったけど 車椅子に無理やり乗せられて、連れてかれたりした。
ほら、左足ダメだから 逃げることすらできないんだよ。」
「なるほど。」
「そうそう、まぁ、そんな感じ⁇
本当に、1つだけ言えるのは 交通事故には遭わないように気をつけろ、ってことかな⁇」
「反面教師じゃん。」
「そうだよ、俺を反面教師にしたらいい。
兎に角、夜道歩く時は車に気をつけて。」
俺が言った直後にチャイムが鳴る。
「それじゃあ、今日の朝礼は終わり。」
「起立……礼、着席。」
荒井先生が教室を、出て行った直後 俺も教室を出ようとしたけど 生徒が俺の周りに来てくれた。



