3月の日々


俺が教室の中に入った途端、騒がしかった生徒の皆が黙った。

「……え、明智⁇明智じゃん⁇」

「何で居るのか、意味わかんない。」

「え、入院中だろ⁇」

とか、色々聞こえた。

「ほら、朝礼始めるから 皆座って。」

荒井先生の声で皆 素直に座った。

「号令かけて。」

「起立……礼、着席。」

委員長の声で皆が一斉に動く。

「えぇ……っと、まず……」

荒井先生は、今日の業務連絡を始めた。

「以上、今日の連絡事項……質問ある人、いますか⁇」

「隣にいるの、明智⁇」

「……隣⁇
あぁ、うん 明智先生。」

"やっぱり‼︎" とかって声を上げる生徒たち。

「交通事故だったっけ⁇」

「そうそう、交通事故。」

荒井先生が答えようとしたけれど、俺が先に答えた。

「え、生きてる⁇」

「……死んでるように見える⁇」

死んでたら、ここに居ねーよ。

「何があったのか、聞かせてよ。」

「……何処から⁇
交通事故にあった理由から⁇」

「え、理由とかあるの⁇」

要らないことを言ったかもしれない。