3月の日々


職員室につくと、色々な先生に声をかけられた。

大体が、 "もう身体は大丈夫なんですか⁇" とかだから、テキトーに受け流してた。

俺の正面のデスクは荒井先生のデスクらしい。

俺が自分のデスクに座った時に目が合って 会釈だけしておいた。

朝から、質問とかにくる学生は皆 俺以外に聞きに来る。

まぁ、最近 関わり無かったんだし 仕方ないよな、なんて思いつつも 少し寂しく感じる。

「うぉ、明智じゃん⁇
久しぶりー、何⁇今まで、パクられてたの⁇」

「……久しぶりだな、んで 敬語を使いなさい。

別に、パクられたりしてねーから。」

「……なら、頭が早速ハゲてきた⁇
それを隠すために⁇」

「あのなぁ……俺が、今 坊主頭だからって あんまり調子に乗んなよ⁇

病院、清拭の時間はあっても 風呂入る時間ねーからさ。

んで、意識無かった時間が長すぎて 目が覚めた時 俺 ロン毛状態だったからバッサリ⁇刈ってもらったんだよ。

リハビリにも専念したかったし。

……まぁ、坊主にしてすぐに退院決まったから 今も坊主なんだけどさ。」

「そっかそっか、そんな話作らなくても受け入れてあげるというのに……現実を受け入れろ⁇」

「……だから、自分の意思だって。

何、俺にちょっかい出しに職員室来たの⁇」

「……あ、そーだ。
聞きたいことがあってさ……、数Ⅱなんだけど……センター受験科目だから 分からないところあるのマズイから。」

「そっかそっか、お前ももう ちゃんとした受験生の1人なんだな。

偉い偉い。」

高1の時から担任を持っている生徒が 頑張っている姿を見るのは 凄く 感心する。

「明智、教えてくれよ。」

「間違えたこと教えて、怒らないなら。
頭 こんがらがるよ⁇」

「それは困る……って、役立たずかよ 明智。」

「英語ですら、教えねーぞ⁇」

「えーーー、ケチ‼︎‼︎‼︎」

「……朝から、大きい声出すなって。」