「……あぁ、翔平……いや、友達んところ行ったらさ、ウザいから切らせろって言われてさ。

切られたってわけ。」

「そうなんですね。

合鍵、渡しておきます。
今までありがとうございました。」

靴を履いて、出ようとした未来を抱きしめた。

「もう……無理なんだね。

……大好きだよ。
今まで、ありがとう。」

しばらく抱きしめ、俺は離れた。