「傷が見えない程度まで。」 「あの傷、やっぱ消えてないのか⁇」 「あぁ。」 「悪かったな、俺の所為で……」 前にも話したことがある、いつもは隠している額の傷。 これは、高3の時 既に日本トップレベルのモデルだった翔平が 変な輩に誘拐されかけた時にそこから助け出した時についた傷なんだ。 今でも、翔平はこのことを自分の所為だ……と話す。 俺が勝手に突っ込んでいっただけなんだから、気にしなくていいのに……と思う。