「伊原、後にしよう。 後で、喋らせてやるから。 先に、終わらせること終わらせよう。」 「今 直ぐがいいです。 一言で終わらせます。 私、先生のことが……。」 伊原の口を塞いだ。 正直に言うと、分かっている。 俺と伊原は 多分、両思いだ。 もし、違ったら 俺がナルシストみたいだけど……多分 そうだ。