「8月10日午前10時半、破柳町にて無差別殺人事件が発生しました。近くにお住まいの方は、厳重に注意してください。また、現場からは刃物や拳銃などは一切検出されず、指紋も見つからなかったとのことです。繰り返します!8月…」
たまたま学校の創立記念日で休日だった今日は特に課題も出ておらず、あたし、平島飛鳥は、テレビに映るみたことのある町に視線を移す。
「…うそっ!?これ学校の近くじゃん!」
そう。何を隠そう、あたしは小学校で受験をしてギリギリ私立の中学校に受かり、エスカレーターのように高校にも上がれた。
その高校、破柳高校がそこの地域にあるのだ。
あたしの家からは電車1本で、少し離れてるけどそんなに遠すぎるわけでもない。
「マジか~!まっ、そんなに関係無いでしょ!明日休みとかになんのかなー」
そんな軽い気持ちで携帯を触った。
いつもならお母さんが携帯ばっか触ってちゃ、成績下がるでしょ!と言ってくるけど、今日は両親共に遅く帰ってくるらしい。
だからまあ、一日中いろんな子とやり取りしてて。
「ーてか、皆これしってんのかな~??」
そう呟いたあたしは、ふと窓の外に目を向けると…
何故か妙に胸騒ぎがして、心拍数が増えるのが分かった。
たまたま学校の創立記念日で休日だった今日は特に課題も出ておらず、あたし、平島飛鳥は、テレビに映るみたことのある町に視線を移す。
「…うそっ!?これ学校の近くじゃん!」
そう。何を隠そう、あたしは小学校で受験をしてギリギリ私立の中学校に受かり、エスカレーターのように高校にも上がれた。
その高校、破柳高校がそこの地域にあるのだ。
あたしの家からは電車1本で、少し離れてるけどそんなに遠すぎるわけでもない。
「マジか~!まっ、そんなに関係無いでしょ!明日休みとかになんのかなー」
そんな軽い気持ちで携帯を触った。
いつもならお母さんが携帯ばっか触ってちゃ、成績下がるでしょ!と言ってくるけど、今日は両親共に遅く帰ってくるらしい。
だからまあ、一日中いろんな子とやり取りしてて。
「ーてか、皆これしってんのかな~??」
そう呟いたあたしは、ふと窓の外に目を向けると…
何故か妙に胸騒ぎがして、心拍数が増えるのが分かった。
