花厳さん、最初怖かったけどちょっといい人かもひれない。
「けどね、水澄君の事少し考えてあげてほしい。水澄君も男だっていう事を忘れないでほしいの」
「わかってるよ?」
「わかってないの。あ、この質問橘にしてみたらわかると思う」
「え?」
イマイチ意味がわからなく聞き返そうとするが、花厳さんは友達に呼ばれ帰っていってしまった。
「何で来たんだろ」
帰ろうと思い教室から出ると、気がついたらここに着いていた。
空き教室には誰もいなく、1人冷たいソファーに腰を下ろした。
テーブルの上に置きっぱなしの本を手に取り、栞を挟んでいたページから続きを読んでいく。
夢中に本を読んでいると、廊下の方から足音が聞こえた。

