「俺、怖いんだよ。1回振って、その癖に「好きになった。付き合って欲しい」なんて言ってさ。だからと言って幸せに出来るかわかんねーし。アイツの事不安にさせるかもしれない、泣かせるかもしれない、んな事考えてたら何か…怖いんだ。」
ソッと俺の手に触れられ、掴んでいた手の力を緩める。
「…わかってない」
が、すぐに力を入れる。
「何が“怖い”だよ。1回振ったからなんだ、アイツは1回振られてもまだお前の事が好きなんだぞ!幸せにできるかわかんねー?2人でゆっくり時間かけて幸せになればいいじゃねーかよ!何でお前1人で幸せにさせようとか考えてんの?後な、人間なんだから不安になる時もあるだろうし、泣きたい時もあるだろ、けどその原因を作るのもお前であってその不安や涙を拭えるのもお前なんだよ!」
息を荒らげながら言い、乱暴に手を離す。

