彼はいつも気分屋で




扉の前で少し止まり、そして小さくノックする


「はーい」


アイツとよく似た声が中からし、扉を少し開けた


「…えっと、あの…お、お邪魔してます…」


…やっぱりやめとけばよかったかも


そう思ったら、お母さんはニッコリと微笑んでくれた。


「こんにちは蓮君。うちに来るの久しぶりじゃない?」


「あ、はい。今日はアイツに勉強を教えに」


「聞いてるわ、1週間ずっと教えてくれるって喜んでたから。それより蓮君が挨拶してくれるなんて初めてねー」


言われた後、喉が尋常じゃないくらいにかわいた気がした。


挨拶もろくにできないと思われただろうか、…まぁ出来てなかったからその通りなんだけど。