今は4時間目。お腹も空いて時間が経つのが遅く感じる
黒板に白いチョークで次々と書かれていく暗号をノートに写す。
眠い目を擦りながらも頑張ってノートを取り、残り時間もあと少し
キーンコーンカーンコーン…
やっと授業終了のチャイムが鳴り、皆も伸びをしたりとスッカリ休み時間モード
そんな私も既にお弁当を出し、直ぐに隣のクラスへ
廊下を出て、扉ではなく窓を開ける
「やっほー優陽」
窓を開けると眠そうな優陽の顔が
「綾呼んで?」
「自分で呼べよ」
「ですよねー。…綾ー」
1番奥の席に座って、真面目にノートを取っている綾を大きな声で呼ぶと「よっ」と手を挙げお弁当を持ってこっちに来てくれる