彼はいつも気分屋で





「…まぁ、元からそんなに怒ってなかったから、許す。」



「ほんと?」



「ほんと。けど前もって言ってくれてたら、ゲームしてなかったけどな。」



無理矢理作った笑顔で言うと、「あっ!それもほんとにごめんっ!」と謝ってくれた。


どうやら気づいてないみたいだ。





「そろそろ帰るか」


窓を見ると来た時よりもだいぶと日が傾いている。


「そうだね。それにしても今日は疲れたぁ、もう足パンパンだよ」


「…そんなに走ってなかったのに」


「私の運動神経舐めんなよー?体育は常に2です!」


「体育“は”じゃなく体育“も”だろ」


「あ、バレた?」


「バレた?じゃない。体育祭の次は期末テスト」



階段を降りながら言い隣を見ると、



「あ…あぁ……あ…」



声が出なく固まってしまっていた。



「また忘れてたんだろ」



コクコクと、大きく頷く


仕方ない。今回は頑張ろう。



「…次の土日、家行く」


「…へ?」


「勉強する。」