「優陽君にお礼しないとね、いつも愛歌を送ってくれるんでしょ?」


「おっ、お礼とか優陽嫌いだから受け取らないと思うよ?」


そのお礼とやらは私から渡すんでしょ?

そんなの恥ずかしくて出来ないよ!


「けど中学の時から欠かさず送ってくれてるでしょ?それなのにお礼無しは失礼でしょ。ねぇお父さん」


「なっ!お父さん帰ってたの!?」


鞄とケーキを持って台所まで来るお父さん。

どうやら今帰ってきたばかりみたいだ。


「今帰ったんだ。優陽君のとこに行ってたのか?」


お父さん、明らか目が怖いです。