彼はいつも気分屋で




「…けどさ、それってすげーことじゃねーの?」


「え?」


「フラれてから2年だろ?その後気まづくなって疎遠になったりとかがよくあるけど、君月達はそれがねーじゃん。それってなかなかできねー事だと思うけど」


まぁ、たまに優陽のドSが鼻につくけど


「けっ、けどそれは違うと思う…優陽は優しいから、私と今でも仲良くやってくれてるだけで…」


「なんでそうやってマイナスに考えるかなぁ」


腕組みをしながら響希が君月の言葉を遮った。


「物は言いようじゃない?“未練がましく”じゃなくて“一途”の方が聞こえがいいじゃん?
まず優陽の性格上、どうでもいい奴にはどうでもいい態度だよ?だから君月は優陽にとって大切な存在だと思うけどなぁ」


「大切な…存在…」


ゆっくりと言葉を確かめるように言った。