彼はいつも気分屋で




「…大丈夫か?」


咄嗟に腕を引っ張ってコイツは今俺の腕の中。


「だっ、大丈夫…。ごめん!蓮は?怪我してない!?」


上を向いて目を合わせて話してくる、が、ちびだから自然に上目遣いに


「お前…人の心配より自分の心配しろよ 」


「え?、あぁごめん。つい癖で…」


「…怪我がないならよかった」


見たところ怪我はしてないみたい。


俺の腕から開放してやり、落ちた本を一緒に拾う。


「何か漫画みたいだったねー」


「次は小さい椅子が必要だな。怪我されたら困る。」


「それはすごい助かります」


漫画では2人が両想いなのが決まってるんだよな。


「あっ、チャイム」


「…そろそろ戻るか」


「うんっ」


最後の本を棚に直し、ゲームをポケットに入れる。


2人だけの時間はあっという間に終わり、今からはいつもの日常に戻る。



ほんと、楽しい時間はあっというまだ。