彼はいつも気分屋で




はっ!っとして気付く。この部屋にはもう1人人がいた事に。


バッと勢い良く後ろを振り向く


「…なに」


ゲーム画面からチラリと目線を私の方に向け聞いてくる。


「いや…別に…」


「…俺がいる事に気付いて恥ずかしくなってんだろ」


ば、バレてる!


「そんなにアイツの顔好き?」


視線はそのまま。ゲームに集中しながら、優陽と同じ質問を問うてくる


「…別に顔で選んでる訳じゃないよ?」


ストンと蓮の隣に座る


「小学校2年生の時、初めて優陽と遊んだんだ。その時は本当に男友達だった。3年になってクラス離れて、4年でまた同じクラスになってまた遊び始めた。
でも次の年から卒業まで別々で、クラス離れてお互い別の友達と遊び始めて“仲が良かった人”に関係が変わったんだ。そして中学2年で蓮と友達になって優陽とも遊び始めた。そしてだんだん“男友達”じゃなくて、“特別な人”になってた。そんな時、蓮に言われて気が付いたの。私、優陽の事好きなんだって。それからだんだん顔もかっこよく見えたり、小学生の時とは全然違うく見えた。……って私何語ってんだろ!ごめん蓮、つまんなかったね」


「…アイツの事になるといつもだよ」


「えっ!嘘ごめん!」


「別に…今に始まったことじゃないし」


そう冷たく言う蓮だけど、私の話す事はいつも聞いてくれてる。響希や璃玖だったらすぐゲームして無視してくる。綾は聞いてくれるけど、つまんなくなってないか気にして自分からやめちゃう。


だから、蓮と2人の時は気が楽な気がする。