彼はいつも気分屋で




「優陽ー、チャイムなったよー。起きないとまた怒鳴られるよー」


「………」


起きないし…優陽体調悪いのかな?いつもはスッと起きるのに…


さっき蓮にされた様に、優陽の額に手を当ててみる


「ん?熱無い?」


じゃあ普通に眠いだけか。


てかコイツ、何でこんな顔して寝るんだよ…



不思議だ。好きになってしまった途端、その人の顔や性格、声まで全てがかっこよく見えてしまう。


だから優陽の顔もなぜかかっこよく見えて…


「っ…」



つい、見とれてしまう。



「そんなに俺の顔好き?」


「っわぁ!何で起きてんの!?」


急に目を開き、いたずらっぽく問い掛けてきた


「べっ、べべべ別に!優陽の顔だけが好きな訳じゃっ!」


「その言い方だと、他にも好きなとこあるみたいに聞こえるけど?」



だぁー!焦って墓穴を掘ってしまった!


すぐに訂正しなきゃ!


「そっ、そうじゃなくて!さっきのはっ!」


「動揺し過ぎ。俺教室戻るから、また放課後」


ヒラヒラと手を振り扉の向こうへ消えていく優陽。


なっ、ななななんて事を言ってしまったんだ私!