彼はいつも気分屋で




「か、帰る!」


「あっ」



早足でドアの方へ向かって行った。



「花厳!」


「なに!?」


「これやる」


「えっ、わっ!」



投げ渡したのは来る前に買ったホットコーヒー。



「冷めたかもだけど飲んどけ。後お前、絶対いい奴見つかるよ。俺が保証してやる」


「っ!た、橘の保証なんかいらないし!」


バタンッ!と大きな音を立てて屋上から出ていった