彼はいつも気分屋で




「お、俺らの事より君月達は?」


「えっ!?わ、私達の事は…」


「あ、」


蓮の両耳についているイヤホンを外す


「蓮が言ってくれるって!」


「蓮達はどこまでいった?手繋いだ?」



響希が質問すると、蓮は私の方をキッと睨んだ


それに私はジェスチャーで「ごめん」と謝る


蓮がこの手の質問に苦手なのは知っているし、ゲームの途中でイヤホンを抜かれる事が何よりも嫌いって事も知っていたりする。


「俺らは…」



一言言って少し間が空き、私のスマホが鳴った



蓮“愛歌のせいでミスった、罰決定な”



LIMEからこんな内容が入っていた。



「蓮、罰って…んっ!」



目を瞑る暇もなく、急に蓮の顔が目の前に来て、唇に蓮の唇が優しく触れた。



「…俺らはここまで」



そう言って蓮は扉を開けてどこかへ行った。