彼はいつも気分屋で





「…この歌愛歌好きかも」



片方のイヤホンを渡しながら言ってくれ、そのイヤホンを片耳につけた。


あっ、本当だ。好きかも



「……ど?」


「うん、好きかも……って、響希どしたの?」



響希が口をパクパクしながら見てきて、よく見ると琉玖も綾もびっくりした顔を向けている。



「ど、どうしたって今、蓮が君月の事、あ、あ、愛歌って…!」


「しかも君月普通にイヤホン受け取ってつけてるし…」



いや、普通に前からイヤホンは一緒に聞いてたりはしてたよ琉玖。



「え、蓮もしかして…」


「…愛歌と付き合った。」



イヤホンを私から取って自分に2つともつけ、ボリュームを2,3こ上げた。



照れるのはすごいわかるけど!私も言われてすっごい恥ずかしいんだよ?なんで蓮だけ逃げんのよ!