彼はいつも気分屋で




顔を洗って歯磨きして、髪をといて制服を着る。


約2週間ぶりの制服は冷たくなっていた。



「いってきまーす」


「朝ご飯はー?」


「今日もいらなーい、いってきます!」



玄関から大きな声でリビングにいるお母さん達に伝える。


朝ご飯を食べる暇があったら寝る、それが私の朝だ。



玄関のドアを開けると、外には見慣れた姿が



「蓮?」


「…遅い」


「なんで?いつもは朝遅刻ギリギリに来るのに」


「今も時間ギリギリ。それにLIMEした」


「嘘!」



すぐにポケットからスマホを取り出し確認してみると


蓮“待ってる”


その一言だけが入っていた。



「なんで来てくれたの?朝弱いのにさ」


「なんでって…その……付き合ったし…」



目をそらし、いつもより小さい声で言われた。


改めて言われると、なんか変な感じ…