彼はいつも気分屋で




「すいません」


メニューを見ていると、蓮が近くのウェイターさんを呼んだ。


「ご注文はお決まりでしょうか」


「日替わりパスタを2つ…あ、同じでいいよな?」


「うん」


「じゃあそれで」と言うと、ウェイターは少し頭を下げて、次のテーブルへ行ってしまった。



蓮とどこかへ食べに行く時はいつも同じものを頼む。

優柔不断の私は、いつのまにか、美味しいものを頼む蓮と同じものを頼む様になっていた。



「ねぇ蓮、ご飯食べたらどこ行くの?」


「…ち」


「え?」


「…遊園地。チケットは先に取っといた。多分、楽しいと思う」