返信しようと文字を打っていると、画面が通話画面に切り替わった。


相手はもちろん蓮。


震えそうな声を平常心を装った声に無理やり切り替える


「も、もしもし?」


『俺。24日なにすんの?』


「えっと…」



んんっ、と喉を整えてから声を発する。



「クリスマスイブの日、一緒に過ごしたいなって…あっ、もちろん蓮が良かったらだけど…」



蓮の答えが気になり、少しの間ももどかしい。



『…別にいい。暇だし。』



低く落ち着いた声が電話越しで聞こえた。