純粋で真っ白な嘘

「もとの世界に戻る事は出来るの?」


「出来ません」

さっきとは低いトーンで応える。


「この世界に来たいと言ったのは貴方でしょう?だから死ぬまでずっと此処で

『生きます』」



駄目だ。

これやばいやつだ。


「そんなにビビらないで下さいよ」

笑って応える。

嘘笑いだ。

恐怖。 



「あと...」


男が僕の頬に触れる。

「ふっ...」

また口を塞がれた。