純粋で真っ白な嘘

***

男は僕より早くに来ていた。


黒い仮面を被っている。

顔が見えない。

口だけが見えている。



顔を隠す。

そうきたか...。

「では目を閉じて下さい。途中で目を開けたらブラックホールに呑み込まれます」

ブラックホール!?

何で目を開けただけでそんなとこに…!?

でも目を開ける理由は無い。

言われるがまま目を閉じた。

すると急に。

「んっ...ふっ...!?」

口を塞がれた。


何だこれくらくらする。