純粋で真っ白な嘘

でも悪戯だったら誰が何の目的で?


ややこしくなって来たな。



「とりあえず電話...」


僕は麦茶を飲みながら片方の手でスマホをタップした。



『プルルルルル...カチャ』


「もしもし」

低いゆっくりとした落ち着いた男の人の声が聞こえた。

「貴方の悩みは...。ライさんを探していますね」


「何でそれを...!?」