純粋で真っ白な嘘

「知らないんなら良いんだよ」


「急に変な事聞いてごめんね」

「変な事じゃない…!」

野良猫が怒った。


鋭い目つきで。


勿論彼女は野良猫じゃ無い。

野良猫と言うのは例えの話だ。



「ごめん...」

「八重謝り過ぎ」

僕は咄嗟に謝ったけどそれは逆効果だったみたいだ。