本当は可愛いのです

「あら、仲の良いお二人さんだこと!
お母さん嬉しいわぁ♡」


「さっちゃん、例の話をもうしちゃわない?」


リビングで私達をまっていたお母さん達は、何やら盛り上がってます。



あ!さっちゃんは私のお母さんです!ちなみに、りょうちゃんのお母さんのあだ名は
なっちゃんです!


「「まぁ、座りなさい。」」


お父さん2人が揃って…なんか真剣?



「なぁに?お父さん」



少しの沈黙。





「お前達は、婚約者がいる。」







え。



私は驚きのあまり言葉がでなかった。
そりゃ、私だって婚約者はいると思ってたけれど、まだだと思ってたから…



私より先にりょうちゃんが話した。