女の園・姫君の秘密




「桐島さんにも半分あげる」


そう言ってお茶をすする橘さん。


「いいんですか?」


「ええ、いいわ。ただし、明日私たちも作るからまた食べれるけれどね」


ん?私たちも作る⁇


よく分かってないあたしの顔を見たのか、ちゃんと説明してくれる橘さん。


「桐島さんが帰る時、隣のクラスの子がマフィンくれたのよね?」


「はい」