ｰ放課後ｰ

放課後教室で待っていると
綾田さんが来た
｢ごめん、待たせちゃった？｣
｢大丈夫｣
彼女の手には紙袋があった
｢あぁ、これ?このクラスの席表だよ｣
そこには大きな模造紙とマジックペン等
があった。

｢手伝って欲しいのは、この席表を
模造紙に写したいんだ。
手伝ってくれる?｣
｢うん｣

私達は大きな模造紙に席表を書いていく
その時

パァン･･･パァンパァン

｢なに?銃声？｣
｢イタズラかな？｣
｢いやぁぁぁぁ!!｣
パァン･･･
叫び声と銃声
普通ではない
｢ねっ、ねぇ今のって･･･銃声？｣
彼女は、震えた声で言った
｢銃声･･･かもね｣
確実に銃声だった
と言うことは銃声と共に聞こえたあの声は

｢ねぇ、さっきの声って撃たれ人の声?｣
解らないでも、そう思う
｢どっ、どうしょう･･･｣
｢どうしょう、って｣
ﾀﾝ、ﾀﾝ、ﾀﾝ
足音だった
その足音は段々こちらへ近ずいてくる
ﾀﾝ、ﾀﾝ、ﾀﾝ、ﾀﾝ

足音が止んだ

｢居なくなったの？｣
｢解らない｣

ガラガラガラ

ドアが開いた
そこには大柄の男が拳銃を持っていた
｢こっちに来ないで!!｣
｢綾田さん!!｣
大柄の男が拳銃を綾田さんの方へ向ける

｢綾田さん後ろ!!｣
｢えっ？｣
パァン
彼女の腹部から血が出てくる
｢綾田さん!!｣
パァン

腹部に激痛が走る
血が腹部から出てくる
視界が揺れる
そこで私の意識が消えた･･･