スイーつん

28話

「尚…!!」
私が公園に着いた時にはもう尚はブランコに乗って待っていた
「けいこ…ごめん いきなり呼び出して」
「うんうん…」
何だか尚暗いような気がする
学校では別に普通だったんだけどなー
私は尚の隣のブランコに座って思いっきりブランコを漕いだ
「今日は夕日綺麗だよ!!!」
私は話題を作りたくって喋りかけた
でも…綺麗だな
「…そーだな!!」
そう言って尚はさっきよりは笑顔になった
「…良かった.尚どうしたの…?
なんか元気ないみたいだからさ
私と尚は付き合い長いんだからいつでも相談してよ?」
私は尚に全てを伝えた
尚は大事な友達だからね
花の次くらいに…?
え…なら中山はなんだ......友達...?
でも友達になった覚えは…
でも…中山がいなくなったら悲しい
なら何…?特別な人?いやいや.
「…好きなんだ」
「…へ?何が…?ブランコ?」
尚は肩を少しすくめて笑いながら言った
「ぷっ…けいこだよ。俺の好きな女の子…そうやってちょっと天然な所も俺はすきなんだけどね…」
え…俺の好きな…オンナノコ…?
ケイコ…?
私?!?!
「はぁぁー?!何!尚もしかして…私が男に出来ないからって冗談で言ってる訳?!」
「違って…ぷっ」
「ていうか…尚笑すぎ」
尚は少し息を整えてから真剣な目で私を見つめた
「違うよ。俺はけいこが好き
けいこにとってはただの友達かも知れないけど…俺はずっと好きだったから。これからちゃんと男として見ろよ?
中山君に負けないように…」

それから尚は『ばいばい』といって一目散に走って帰っていった

えーーーーー。嘘でしょ?!
尚がワタシの事…っていうか中山?
負けないとか何か勝負してるのかな?

嘘。嘘。嘘ー。
告白はされたことかなりあるけど
何だろう…尚が…私のこと好き?!
そんな考えたこと無かった。

中山…か
嫌。中山?意味わからない
あ…そういえばこの頃御成真弓見てないや.
何か考えてるのかな…?
でも学校でも見てない。
まぁ平和だからいっか

それより何より
尚、私の事好きなんだ
そっか…
私はその日一睡も寝ることも出来なかった
ぼーっと。ぼーっと。