スイーつん

23話

ピピピピッッ
カッチ
「はぁぁ~ よし!!」
今日は中山に謝んなきゃ
私はいつも下ろしてる髪の毛をポニーテールに縛ってコンタクトにして家を出た。
「いってきまーす!」
今日から体育祭の練習も始まるからね!

「おはようございます。けいこ…会長…//」
「おはよう」
なんか今日は焼けに皆の視線があるなぁ。

私は教室のドアを開けた
「?!けいこぉぉ!!おはよ!何?!今日ポニーテール?!可愛い」
何それ。てれるって
「ありがとう!おはよう」

私が席に着こうとしたら中山が前にたった。
「けいこ会長…おはよう。
あの…昨日はなんかごめん…」
しょぼんと眉毛をへの字にした中山が立っていた。
馬鹿…私が悪いんだっつーの
「おはよう!!中山何のこと??」
私は最高の笑顔で言った。
ゴメンね…中山素直になれなくって
でも今の私はこんなことしか出来なくって…
「えっ…でも」
「もー、ごちゃごちゃ言わずに体育祭の用紙紙書くの手伝って」
中山は少しきょとんとした後
笑顔に戻った
「おう…あとそのポニーテール可愛いな…」
ドキッ
「うるさい」
ゴメンね…素直じゃなくって
本当はすっごく嬉しくって…とか言って
それから、ホームルームが始まるまで私達は作業に取り組んだ。

ホームルーム

「体育祭が近づいて来たので
今から種目選びをしたいと思います

私はホームルームで前に立ち話始めた。
「種目は、
・サッカー(男)
・サッカー(女)
・テニス (女)
・バスケ (男)
・借り物競争
・特別企画 玉入れ
・特別企画 騎馬戦
・特別企画2人三脚
・400mリレー(女)
・800mリレー(男)
になるわ。
10種目あるから女子も男子も3種目は必ず出ること!!
特別企画は皆参加なのでよろしくお願いします」

それから1時間目の終わりまで続いてしまった。
まぁ、1時間目も総合だったから良かったんだけど…
「けいこ!!同じ種目2つもあってよかったね!」
「うん!」
サッカーとテニスとと400mリレーに出ることにした。
って言っても皆だいたい一緒なんだけどね…
花はサッカーと400mリレーと借り物競争に出来ることにした。
「けいこ.サッカー私分かんないし一緒に...やろーね…?」
何。この可愛い生き物!!.
「うん!!当たり前だよ」
私達がワイワイ騒いでいたら中山が来た。

「けいこ会長なに出るのー?」
さっきのへの字見たいな顔じゃなくなったからよかった..
でも意外とあの中山も可愛いかった
「サッカーとテニスと400mリレー」
「へー 色んなけいこ会長見れるから楽しみだな~」
「は. それで中山は何出るのよ?」
「俺はサッカーとバスケと800m」
「ふーん。」
「てかけいこ会長サッカー出来るの?」
こいつ…馬鹿にしやがって
「た…多分?」
「ばーか。良いよ俺が教えてやるよ」
そう言って頭をぽんぽんした後中山は男子達の方へ行ってしまった。
ドキッドキッ
馬鹿。何これ心臓止まれ!!

「ばーか。俺が教えてやるよ
だってぇぇー!!」
花が茶化すように何度も言い返す
「もう!花」
「だってぇ 良いなーけいこはもう少しで恋出来んじゃん!
私も探さないと!!いないかな~?」
『恋』
そんなこと考えたことなかったや…
そっか…私ももうすぐ恋しなきゃ。
でももう少しって…?
「大丈夫だよ!花はすっごく可愛いんだからすぐ出来るでしょ?」
私は、あえて聞くのをやめた。
私の恋もいつかはやってくるかも知れないけど多分花の方が先に恋すると思うし…
「え~嬉しい お世辞で受け取っておきまーす」
「お世辞じゃないって…」
それからいっぱい喋っていたらチャイムが鳴ったので私達は席に着いた

私の前には…中山がいる。

恋かぁ…

恋ってなんだったけ?

初恋はしたことあるけどすっごく前だから覚えてないや…

恋かぁ…

したいなぁ。