スイーつん

19話

「おはよう。花」
私は満面の笑みで言った。
「お…おはよう。なんかどうしたの?今日テンション高いね……気持ち悪」
なによ!!でもまぁ…今日はテンション高いかも...
「そう。まぁね 気持ち悪いだなんて。まぁ,許す。」
今日はなんたって,体育祭の生徒会議があるからね。
協議決めたり,結構楽しいんだ!!
尚とも一緒だし,
まぁ…テスト終わってからなんだけど...
「はよ。」
中山はとっても暗い顔で教室に入ってきた。
「どうしたの?」
私は中山に言った。
「もーすぐ,テストだから…」
中山は目が飛び出るくらい大きな目で言ってきた。
お、おお…
「ってことで,今日もお願いします」
キラキラ光った目で言われても…今日は会議だから…
「ごめん。今日,生徒会会議」
「…あいつも一緒なの?」
あいつ…?
「尚…のこと?」
「うん。」
「そりゃ副会長なんだから。」
「ふーん。………なら終わるまで待ってる」
え…?!
中山なんか拗ねてる?
「いいよ。時間かかるから。」
「待ってる。」
なんでよ…
なんか嬉しいじゃん。馬鹿
…ん?は?!気持ち悪い。私
なんかむっちゃキャラ変わってる。
きも。
てかこれじゃ中山のこと好きな子見たいじゃん。

「晴~」
ん…?…?!!!御成真弓。
「真弓。どうした?」
「けいこ会長に用事があって。
晴,呼んでくれる?」
私にまで聞こえる声。
…呼び出し。
怖い.
足が固まっちゃう。
「けいこ?」
花が心配そうな顔で言った。
「大丈夫。なにも」
私はゆっくり御成真弓の所まで向かった。

「けいこ会長。お久しぶりです。
あの,この問題教えてもらえませんか?」
え。ニコッと笑ってるけど、目が
笑ってないのくらいすぐ分かる。
「この方式を使えば大丈夫。」
私は冷静に答えた。
大丈夫。大丈夫。
「ありがとうございます!!
けいこ会長から教えてもらうの分かりやすいから!
また勉強一緒にしましょうね!!
………色々と。ね?」
…!?怖かった。
足が震えてるのが分かる。
その瞬間分かった。

私は,御成真弓に潰される
そんな気がした。