スイーつん

18話

ダンダンダンっ
「いない……多分あそこに…」
私は駆け上がった。中山の元へ。

「中山!!!」
私は図書館のドアを開いて叫んだ。
「え?!けいこ会長?」
やっぱりいた。
中山は椅子に座っていた。
もう、分かりやすい
「中山の馬鹿。
あんたのせいで私のきゃら壊れまくり 私、こんなに正直に言う人じゃないのに。」
中山は目を見開いて見ている。
そうだよね。
私の方が馬鹿だ
でも言うしか無い。
「今日はごめん。わがままなんだけど…その。喋りたい。……」
私は恥ずかしすぎてうつむいた。
沈黙が流れる。
中山は椅子から立ち上がってこちらにやって来た。
…どうすれば
ギュ。
ドキッドキッ
ちょ…え。
私は中山に抱きつかれていた。
「ちょ…は、離してよ\\\」
多分私の顔は、真っ赤。
「良かったぁ。俺けいこ会長に嫌われたって思ってたじゃん。
心配かけんなって。」
中山の顔はよく見えなかったけど,
多分良い顔してると思う。
良かった。
私も無性に嬉しくなった。
「ちょ!良いから離してよ。」
「いいじゃん。仲直りの記念」
私はお腹を殴りました。
「…痛い」
「良いから。行くよ?」
「って待って。体調はもう大丈夫なの?」
中山は心配そうに訪ねて来た。
え。待ってその顔可愛い。
「誰かさんが来てくれたからもう大丈夫かな~?」
ちょっとからかって見ました。
なんか私のきゃらどんどん変わってきてるような。
中山はどんどん顔が赤くなっていった。
可愛い顔しやがって。
でもすぐに元に戻って…
「けいこ会長??やっぱりここで勉強教えてもらう。
1時間目誰かさんに教えてもらえなかったし~??」
うぅ…こいつ中々やるな。
でも,いっか。1時間くらい
「わかったから。今日は絶対スイーツね?」
「おう」
中山は笑ってそう答えた。

それから私達は勉強して…
教室戻って…
花にも迷惑かけちゃったんだけどね。
それでスイーツ店に行った。
今日はチーズスイーツタルト✴︎
今日はすっごく美味しかった。
最高な日だよ。
私さっき,抱きつかれたの嫌じゃなかった。
私にとって中山は特別な存在なのかな…
もやもやが膨らんでく。

それを御成真弓が見ていたことを、知らなかった…