13話
「あ。真弓」
中山は、御成真弓の方を見ていた。
ズキッ…
真弓って呼んでるんだ。
なんで…なんで…
私の胸はすごく痛かった。
「晴, あのね私も数学教えてもらえないかなぁ?」
御成真弓は近づいて来た。
中山はこっちを向いた。
「けいこ会長、こいつも教えてやって」
……本当は、絶対に、ガチで、教えてあげたくない。
でも私は会長。
はぁ…
あ、久しぶりのため息。
「分かった。」
私は最高の笑顔で言った。
そう言うしかないもんね。
それから御成真弓はちょこんと中山の隣に座った。
私は本を読もう。
数分後。
「晴~ここ分かんない」
御成真弓は困ったような顔で言う。
「うーん。多分この3を入れればいいと思う。」
おいおい。私入らないじゃない。
大好きな推理小説の本も頭に入ってこない。
「けいこ会長。ここ教えて」
…あっ。
嬉しかった。
いつもは聞いてくるの嫌だったのに。
「しょーがないなー。教えてあげる。」
素直になれないな。
中山に対しては。
「おう」
そんな会話をものすごく睨んで見ていた御成真弓を、私は知らなかった。
それから私と中山と…御成真弓で1時間くらい勉強した。
終わった!!
スイーツスイーツ!!.
ってまって。御成真弓もついてくるんだよね…はぁ。
私達は図書館を出ようとした。
「あ、ちょっと教室寄ってもいい??」
御成真弓。
1人で行け。なんてそんなこと思っちゃ駄目だよ。
一応会長なんだから。
それから私達は御成真弓の教室まで着いていった。
「すぐ帰ってくるから待っててね晴。」
おい。私もおるわ。
あ。中山と2人 なんか久しぶりって感じだなー。
「今日はごめんな。」
言葉を発したのは中山だった。
「え?」
「真弓いきなり来たから。」
嬉しかった。
「うん!大丈夫だよ。」
ガッたん…!!!!!
え?
御成真弓の教室からすっごい音がした。机が落ちるような。
私達は覗いて見た。
御成真弓は転んでいた。足には机がおい被さっていた。
「いったぁ」
「おい。大丈夫か?!」
中山は急いで御成真弓に近づいて、机を元に戻した。
ズキッ…ズキッ
その瞬間『行かないで』と思ってる自分がいた。最低だ。
嫌いな相手でも痛い目にあっているのに。
私は固まったままだった。
あ…中山と御成真弓が喋ってる。
それから中山は私に近付いて言った
「あいつ足怪我してるみたいで立てねーらしい。
だから今日スイーツ行けねー……
ごめん。」
ズキッ…
「うん。分かった。ばいばい。」
私は逃げる様に去っていった。
一瞬見えた御成真弓の顔は勝ち誇った様な顔だった。
ズキッズキッズキッ…
痛い。すごく痛い。
私はそのまま行く当てもなく走った。
「あ。真弓」
中山は、御成真弓の方を見ていた。
ズキッ…
真弓って呼んでるんだ。
なんで…なんで…
私の胸はすごく痛かった。
「晴, あのね私も数学教えてもらえないかなぁ?」
御成真弓は近づいて来た。
中山はこっちを向いた。
「けいこ会長、こいつも教えてやって」
……本当は、絶対に、ガチで、教えてあげたくない。
でも私は会長。
はぁ…
あ、久しぶりのため息。
「分かった。」
私は最高の笑顔で言った。
そう言うしかないもんね。
それから御成真弓はちょこんと中山の隣に座った。
私は本を読もう。
数分後。
「晴~ここ分かんない」
御成真弓は困ったような顔で言う。
「うーん。多分この3を入れればいいと思う。」
おいおい。私入らないじゃない。
大好きな推理小説の本も頭に入ってこない。
「けいこ会長。ここ教えて」
…あっ。
嬉しかった。
いつもは聞いてくるの嫌だったのに。
「しょーがないなー。教えてあげる。」
素直になれないな。
中山に対しては。
「おう」
そんな会話をものすごく睨んで見ていた御成真弓を、私は知らなかった。
それから私と中山と…御成真弓で1時間くらい勉強した。
終わった!!
スイーツスイーツ!!.
ってまって。御成真弓もついてくるんだよね…はぁ。
私達は図書館を出ようとした。
「あ、ちょっと教室寄ってもいい??」
御成真弓。
1人で行け。なんてそんなこと思っちゃ駄目だよ。
一応会長なんだから。
それから私達は御成真弓の教室まで着いていった。
「すぐ帰ってくるから待っててね晴。」
おい。私もおるわ。
あ。中山と2人 なんか久しぶりって感じだなー。
「今日はごめんな。」
言葉を発したのは中山だった。
「え?」
「真弓いきなり来たから。」
嬉しかった。
「うん!大丈夫だよ。」
ガッたん…!!!!!
え?
御成真弓の教室からすっごい音がした。机が落ちるような。
私達は覗いて見た。
御成真弓は転んでいた。足には机がおい被さっていた。
「いったぁ」
「おい。大丈夫か?!」
中山は急いで御成真弓に近づいて、机を元に戻した。
ズキッ…ズキッ
その瞬間『行かないで』と思ってる自分がいた。最低だ。
嫌いな相手でも痛い目にあっているのに。
私は固まったままだった。
あ…中山と御成真弓が喋ってる。
それから中山は私に近付いて言った
「あいつ足怪我してるみたいで立てねーらしい。
だから今日スイーツ行けねー……
ごめん。」
ズキッ…
「うん。分かった。ばいばい。」
私は逃げる様に去っていった。
一瞬見えた御成真弓の顔は勝ち誇った様な顔だった。
ズキッズキッズキッ…
痛い。すごく痛い。
私はそのまま行く当てもなく走った。

