多分一ノ瀬ハルは、私が梨香子たちに嫌がれせされてたからお昼に誘ったんだと思う。
でもそんな同情本当にいらない。
私は同情されるのがこの世で一番嫌いなの。
あの可哀想な、哀れなものを見るような目も、見下される感じも。
だから、あんな風に冷たくするの。
「これでもう話しかけてこないでしょ。」
教室を出て、暇だから人気のない裏庭で座ってると、カサカサ、という音が聞こえた。
「ニャー」
猫?
「迷子?こっちおいでよ。」
そう言って手招きすると、私の膝に座って、私の方を見た。
白い毛に色素の薄い目。まだ小さくて、すっごくかわいい。
頭を撫でてたら、私にスリスリと寄ってきた。
「ふふ、可愛い。」

