∞1208∞

「須磨くん、」

「ん?なになに」

若いからって調子のんなよ
「若いからってお口がすぎるよ」


「まぁ事実ですし、顔きんもいし。
ですし、飯いきましょーよ。
もうすること無いでしょ今日。」


「は?嫌やし。」


あ゛、


「やっと素ーでたー笑
キリサン怖いー笑。やっちまいましたね、笑
大阪こえー♪」


「しー!るっさい!」

「じゃ、鰻食いましょいきましょー」



気がつくとちょっとだけ忘れていた。呪縛みたいな迷路の中からちょっとだけ、抜け出ていた。
真っ赤な目で。

年下の薄い手に奪われたケリーを追っかけて。