「頭いたいー」


結局、プチ不眠に。

年を感じる月曜日。


悩みは尽きないのに、時間は悠々と進む。
高いヒールは軽快に鳴るから
尚更頭にヒビが入りそう。

「大丈夫ですか?」

「あ、おはよう。大丈夫、ありがとう。」

「あ、キリコさん、」

「ん?」

「なんかきてますよ、キリコさん宛てで。」

「クライアント?」

「いや‥違うぽいです。
手紙ですし、普通の。」