「おい」

「はいぃっ!」

「何故嫌がらせをした。」

「……出来心で…」

「出来心で人んちの鍵穴ぶっ壊すったあイイ度胸やなこの野郎!
挽き肉にしてメンチカツにぃっっ」

「ちょっ!?ちょっと待って下さい!」

「ぬぁんやぁッッ?」

「鍵穴?意味わかりません!!」


やっと境目が出来た髪の毛の隙間から
クワッッッと見開いた目が血走っている。

いつか見たあの映画の井戸から出てくるあの白い服着たあの化け物に類似していて


「顔怖っ!!」