「お前か!!!このあたしに悪さを働いたのわ!お前かっ!」

「ヒッ…すいませんっっっ」


見た目は如何にも、インドアな感じ。
おい、ゴミ袋…押し寄せてるやないか…

溢れたゴミ袋の山をバックに
ベタベタした黒髪は前髪の境目を失って顔に張り付いている女子を見つめる。


「…臭い。」


あたしは正直なのだ。
ましてや目下には縮こまった嫌がらせ犯、何を気遣うことがある。


「はっ‥ウッ…すいません…」


黒髪の張り付いた女子はまたもや小さくなって行く。
この子が、数々の嫌がらせを?

うーん、しっくり来んなぁ。