NIGHTMARE.


「なめんじゃねーよ!」

顔を真っ赤にさせながらふん!と鼻息を荒いままこちらに向かってくるチンピラ親分。

その度にぽよん、ぽよん、と巨体のお肉が揺れる。

「おらっ!!!」

拳を宏大さんに向かって勢いよく向けるが。

「遅いつっての、」

あまりの速さに目が追いつかなかった。

「まだまだ…」

はあ、はあと宏大さんに殴られた頬が真っ赤になっている。

ヨロヨロと立ち上がりながらキッと睨みつけて来る。