目がきょとんとする菊池になお続ける。 「菊池がお坊さんじゃないの知ってるけど坊主頭を見るとお坊さんにしか見えないしダサいからタイプじゃない」 あと、ときめいたこと無い、と理由を付け足して長く頭を下げる。 「…」 恐る恐る顔を上げると。 「純之助しぬなああああああああああ!!!!!!!」 宏大さんが駆け寄り肩を掴み抱きしめている。 青春ドラマにしか見えないのは何故だろうか… 「……」 明らかに目の前で行われている光景がギャグにしか見えなくて申し訳ない。