NIGHTMARE.


「あと俺のLINEちゃんと見た?」
むう、と頬をふくらませながら私を見る菊池。

「いや、波瑠と同じ内容だと思ってごめんって送った」

「ああ…そっかよかった」
ホッ、と安心したようにこちらを見る菊池。

「俺振られたのかと思ったわ!!」
「え」

恥ずかしいとそれだけ言うと顔を背ける菊池と目が点になる私。

「えええーーー?!?!だめだめ!!」

急に私と菊池の間に入り込み距離を開かせる宏大さん。