NIGHTMARE.


「朝から声かけてもらえるなんて今日はいいことありそう!」

えへへとホントに嬉しそうに笑う波留は恋に輝く女の子だ。

「うん」

でさ、昨日ね、と波留のいつもの出来事話を聞くのも日課で。

それを聞きながら教室へと入り窓際の一番後ろの席へ私は座り、
波留はその前に座る。

「あ、」
ふと思いついたように波留はかばんをゴソゴソとあさる。

あった!と探し当てたそれをテーブルの上に置くと。
「これ、プレゼント!」

へへ、とニコニコ笑う波留。
「なんか特別な日だっけ…」
「ううん!でもたまにはこういうのもいいじゃん!」

そういうものか、と思いながら波留の顔を見つつプレゼントを開けてみる。

「これ…」