「わあ~もしかして宏大のデート相手?僕、瀬野楓っなかようしてな~」 ブンブンと勝手に手をいつの間にか両手握られ激しく振り回される。 「は、はぁ」 とりあえず、ははと笑うのが精一杯だ。 それよりモヒカンだモヒカン。 今の時代にモヒカンというものが珍しいのもあるが生で見るのは初めてで。 「いや~運命を感じた子に出会ってつい忘れちゃって…あは」 宏大さんとモヒカンさんは話し合っているのを確認する。 「次はないからな」 ゴキッと手を鳴らしながら笑う金髪のモヒカンさん。