「え、どこって隣町の俺の行きつけのカフェだけど」 スピーカーにしていたのにようやく気づいたらしく通常の音に戻し。 相手とどんな会話してるのかこちら側にはわからなくなった。 「は、え?!いや無理無理無理無理」 顔が青ざめていくのがこちらにも見て取れる。 宏大さんってわかりやすいなあと思いつつ。 プーップーッ。と通話が切れた。 「はあ…」 「どうしたんですか」 はあ、と心底不服そうに机に寝そべりながら。 「ここに今からさっきの奴らが来る…」