「なんで距離取るの?鈴さん」 「鼻くそでも飛んできそうな勢いだったので」 素直に感想を述べると。 「ひどい!?」 しくしく、と嘘泣きをしだした宏大さんを放置していると。 「お待たせ致しました~」 いいタイミングで料理が運ばれてくる。 「おお!チョコレートパフェ~」 いただきまーすっと出来たてのカルボナーラには見向きもせずパフェに一直線。 「おいひーーーーー!」 まるで女子のように幸せそうに食べる宏大さんにふっと思わず笑う。