「あ、俺下野宏大って言うんだお姉さんは?」
ぶるんぶるん、とバイクを走らせながら茶髪が話しかけてくる。
『下野』苗字が一緒なんて偶然も重なるものだな。
「鈴」
そう短く答えると
「鈴さんね良かったらLINEおしえ…ぐほっ!?」
軽くお腹をどつくと涙目になりながら振り向く茶髪宏大さん。
「ちゃんと前向いて。次へんなこと言ったら股間蹴ります」
「DV宣言?!」
そんなボケとツッコミを繰り返しているとあっという間にカフェに到着した。
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