NIGHTMARE.


【ごめん】

とふたりに同じ文を打ち携帯を閉じる。

「…星綺麗」

いつも夜なんて出歩かなかったからか、星が一段と綺麗に見える。

「あんたも負けてないけどねお姉さん」
「…えっ、」

その声にハッとして振り向く。

バイクの光が眩しくて目を片方つぶる。

「ああごめんごめん眩しかったかな」

そう言うとライトを消してこちらへと歩いてくる。